IgA腎症-はじまりの症状
IgA腎症-はじまりは20年以上前からだった
ことの始まりは23歳の時です。風邪を引いて高熱が出た数日後に血尿が出たんです。ホンマビックリ!!コカ・コーラ色の尿が出てきた時は、「な、なんじゃこれは~」状態でパニックになったのを覚えています。すぐに病院を受診。尿検査と血液検査をしました。尿検査では、蛋白と潜血が共に+。腎臓が炎症してるから様子を見ましょうと言うことになる。なんせ自覚症状がない。それから会社でする健康診断では、毎回検尿で潜血と蛋白で異常が見られ、要再検査の通知を貰い病院へ行っても様子見ましょうの繰り返しでした。腎臓はかなり悪くならないと症状が出てこない臓器。この頃から私が感じたのは、「尿が泡立つ」ことと「疲労」くらい。次第に水を飲んでも飲んでも喉が渇く、喉痛がある時は必ず高熱が出る、常に倦怠感がある状態でした。それでも仕事をやってたら、「こんなもんだろう。皆も頑張ってるんだ!俺も頑張らないと!」なんて思っていました。
IgA腎症-本格的に病院で調べてもらうきっかけ
初めて病院で腎臓に炎症があると言われてから20年後位の事です。高熱が出る風邪を引きました。この風邪がなかなか治らなくて咳と痰が出続けます。これはおかしいと思い大きな病院を受診しました。尿検査をした結果、蛋白と潜血共に3+。血液検査をしたらクレアチニンが2以上で、腎臓機能が低下していると言われました。これは明らかに異常です。しかし、風邪をひいているからかも知れないし、今、脱水症状もみられるので、今日は風邪の薬を処方しますので後日、腎臓内科を受診してくださいと言われました。それから2日後、腎臓内科を受診。尿検査では蛋白3+、潜血3+。血液検査の結果、白血球とクレアチニンの数値が高い。この結果をみた主治医が車椅子を用意してくれました。内心、そんなに悪いのかと不安になる。更に詳しく検査をすることになり、エコー(超音波)検査で腎臓の大きさと血流量を調べてもらいました。現時点で診断されたのは、慢性腎炎ではないかと言われました。このまま何もしなければ腎不全にまで至ります。この慢性腎炎にもいくつかの種類があり、慢性糸球体腎炎の疑いがあるが、確定するには腎生検(腎臓の組織をとって調べる)を行えば、かなりの精度で正しい診断が下せるという話だったのでお願いしました。それまでは、まず風邪を治すことに専念して欲しい事と、運動しない事とを指示されました。
慢性糸球体腎炎とは
急性糸球体腎炎の発症後、1年以上にわたって異常な尿所見や高血圧症状の持続するものを指す。また、発病時に明らかな腎炎症状は見えないが、1年以上異常尿所見の続くものも含む(ただし、膠原病・糖尿病性腎症・痛風腎・本態性高血圧・腎血管性高血圧・腎盂腎炎・起立性蛋白尿・中毒性腎症等の全身性疾患に因る物は除外する)。なお、進行により腎不全から尿毒症へと変化する。
これまで生きてきて聞いたことのない「慢性糸球体腎炎」。正確に診断する為に腎生検をすることになった。検査入院と言うやつだ。これまた経験したことがない。不安で仕方ないが主治医に任せるしかない。
次回は慢性糸球体腎炎の疑いがあるので検査入院-腎生検です。
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