IgA腎症-ステロイドパルス療法
IgA腎症の治療として主治医も力を入れている扁桃摘出術とステロイドパルス併用療法。口蓋扁桃摘出術から8日後、ついにステロイドパルス療法をすることになりました。ステロイドパルス療法は扁桃摘出術をしてから、1週間程経過しないと行えないとか。
ステロイドパルス療法とは
IgA腎症は原因不明の病気だ。この原因が分からずに狂った免疫システムをリセットするのともう一つ、主治医が言っていた「腎臓でくすぶっている炎症を鎮めるため」にステロイドを大量投与する治療法だ。ソル・メドロールを1日500~1000㎎を2時間程かけて点滴します。これを3日間連続で行います。
ステロイドとは
ステロイドとは、副腎(両方の腎臓の上端にあります)から作られる副腎皮質ホルモンの1つです。ステロイドホルモンを薬として使用すると、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用があり、さまざまな疾患の治療に使われています。副作用も多いため、注意が必要な薬です。
ステロイドパルス療法初日
朝、採便と採尿、それから採血がありました。しばらくすると看護師さんが点滴の準備をします。点滴は留置針で行うようです。いよいよステロイドパルス療法をはじめました。やり始めは何てことなかったのですが、しばらくすると何だか体がだるくてしんどい。体温も上がってきた。徐々にしんどさが増していく。口の中が苦い。体中から汗が噴き出てくる。遂にジッと出来なくなる程しんどくなってきた。ベットの上を這いつくばりながら動きまくる。上を向いて寝たり、横を向いて寝たり。何をしても、このしんどさが襲ってくる。まるで毒が全身をまわってるような、そんな気にさせられるほど辛い。ホンマにめっちゃ辛い。途中5分起きぐらいに看護師さんが様子を見にきてくれた。その都度、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。見守ってくれてると言う安心感があったお陰で、何とか辛いステロイドパルス療法の1日目を終えることができた。パルス療法が終わったら、体に相当負担がかかるのかグッタリとして、しばらく動けなかったです。夜、寝ようとしたけど眠れない。看護師さんに伝えると眠剤をくれました。飲んだけど効かなかったですorz
ステロイドパルス療法2日目
今日は24時間の畜尿をします。あまり眠れないまま、ステロイドパルス療法2日目です。昨日のステロイドパルス療法が辛すぎて、今日も同じ様なことになったら嫌やなと思いながらもパルス開始。しんどさが来るのか~来るのか~と身構える。身構えても仕方ないけど身構えちゃう。時間が経過しても、今日はしんどくならないし、熱も出てこない。これなら大丈夫だ。でも、口が苦い。それと体から薬品のニオイがする。これがソルメドロールのニオイなのかな。なんとも言えないニオイが体から発生してる。汗はかかないけど、毛穴全開かよと思いつつ、今日の分のステロイドパルス療法は終わりました。夕方、入浴できないので体を拭く。夜、やっぱり眠れない。効かないだろうけど眠剤を飲んでみる。やっぱり効かなかった。
ステロイドパルス療法3日目
あまり眠れなかったけど、ステロイドパルス療法も今日が最終日です。昨日は大丈夫だったけど、ひょっとしたら今日はしんどくなるんではないかと、パルスが開始されてから終わるまで心配でした。そんな心配をよそに全く問題なくステロイドパルス療法は終了しました。これで刺さりっぱなしの留置針も抜いてもらえました。明日からは、プレドニン錠を飲むんだそうです。プレドニンの成分名は、プレドニゾロンだそうです。調べてみました。
プレドニゾロン(英: prednisolone)は、コルチゾールから作製された合成副腎皮質ホルモン製剤[註 1]であり、1955年(昭和30年)に塩野義製薬とアメリカのシェリング社が技術援助契約を締結する事で日本国内に初めて導入されたステロイド系抗炎症薬である。
改めて、ソル・メドロール1000mgは1粒5㎎のプレドニンに換算すると約250錠分を点滴する訳です。私の場合、IgA腎症の始まりの血尿から考えると20年以上は経過しています。正直治療開始には遅すぎだと思いますが、この大量の薬液を体内に入れれば、もしかすると炎症は収まるんじゃないのかと期待してしまいます。
次回はIgA腎症-入院(プレドニン-プレドニゾロン(PSL)服用)です。
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