安くて庶民に嬉しいジェネリック!?
私がIgA腎症と診断された当時は、IgA腎症はまだ指定難病ではありませんでした。なので、私にとってIgA腎症の治療費と薬代は高額でした。マジか~って感じでしたね。
ジェネリック(後発医薬品(こうはついやくひん))!?
そんな時、テレビのCMでジェネリックの宣伝が流れるようになりました。ジェネリックとは?
ジェネリック医薬品とは、後発医薬品のことです。ある薬を開発したメーカーの特許期間等が終わると、その薬の作り方や有効成分なんかの情報は国民の共有財産になるんだそうだ。
このジェネリックの宣伝で言ってたのが、薬代は安くなるけど薬の品質は高いということ。だいたい安くなると品質は低くなるもんなんですけど。なによりも当時は、薬代が安くなる!ってだけでも有難や~って感じでした。
「ジェネリックでお願いします!」の一言が恥ずかしい
そのCMを見た財布の寂しい私は、勇気を振り絞り、「ジェネリックでお願いします!」と混んでいる薬局で言いました。最初言うときの謎の緊張感。ジェネリックてなんや?みたいな空気が何とも言えませんでした。
次回からは言わなくても大丈夫なように、お薬手帳に貼るシールをくれまいた。ジェネリックでお願いしますと書いたシールです。早速、そのシールをお薬手帳に貼り、次回に備えました。数日後、薬局へ行くことになり、処方箋とそのシールを貼ったお薬手帳を受け付けに渡しました。これで受け付けの人も分かってくれるだろうと安心。待合で待っていると、受付の人が来て、これまた混んでいる薬局内なのに、「前回、ジェネリックをご利用されてるようなのですが、今回もジェネリックでよろしいでしょうか?」と大きな声でわざわざ確認をとりにきた。
おいおい!シールの意味全くないやないか?ジェネリックて言うのが恥ずかしいからシール貼ってるんや。シールくれたの、ここの薬局側やのにシールの意味分かっとらんがな~!!どないなっとんねん!と言いたい気持ちを抑え、「はい。ジェネリックでお願いしますね(^▽^)にっこり」と小心者がつぶやきました。
ジェネリックって本当に安くなるの?
IgA腎症-安くて庶民に嬉しいジェネリック!?実際、ジェネリック前の薬代とジェネリックの値段を比較すると、本当に安くなりました(^▽^) 当時はお金が入り用だったので本当に助かりました。
ジェネリックはオススメしないらしい
このように値段が安いのでサイフに優しいジェネリックなんですが、ジェネリックを飲んでいる事を主治医に報告すると、「ジェネリックはやめておいたほうがいいよ。」と言われました。「理由はいろいろあるけど、やめておいた方がいいです。私ならジェネリックは絶対に飲みませんね。」と教えてくれた。主治医が言うくらいだから、よっぽどなんだと思い次回の薬からジェネリックはやめました。実際、ジェネリックにしてから腎臓の調子というか血液検査の結果が、徐々に思わしくないものに変わっていったのは確かです。一気に悪化した原因はインフルエンザですけどね。
※あくまでも個人の意見です。信じるか信じないかは、あなた次第ってやつです。
ジェネリックを辞めて元の薬に戻すと、また薬代が高額になるんじゃないの!?
新しい難病法で多発性嚢胞腎とIgA腎症が指定難病に!
平成26年法律第50号「難病の患者に対する医療等に関する法律」が決定され、それに基づき医療費助成が受けられる110の指定難病がさる10月21日に告示されました。
腎臓病領域では多発性嚢胞腎とIgA腎症があらたに指定難病に入りました。高額医療に対しては条件を満たしていれば医療費助成が受けられ、その所得により月額2千五百円から最高2万円までの自己負担額へと軽減が図られます。
本法は平成27年1月1日より発足されました。ジェネリックを辞めたら薬代が高額になるにはなりますが、すでに医療費助成が始まっていたので、当時払っていた自己負担金は変わらずに元の薬が飲めることになったのです。これは本当に助かりました。
この医療費助成を受けるには、最寄りの保健所に申請方法を聞きにいきます。そうすると必要書類などの説明があるので、記入したり揃えます。その中に臨床調査個人票と言うものがあります。この臨床調査個人票は、難病指定医に記入してもらわないといけません、必要書類が揃えば、再び最寄りの保健所へ認定申請をします。認定されれば医療費助成を受けることができるので、医療費の自己負担額軽減になります。所得や病気の程度により、医療費助成の自己負担額が異なります。
次の切り替え時には、保健所から医療費助成更新のお知らせが郵送されてきます。必要書類を揃えて、保健所から指定される期間があるので、その期間中に更新手続きを済ませしょう。
機会があれば、この指定難病の医療費助成を受ける申請について書きますね。
次回は、「慢性腎臓病が引き起こす病気」です。
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