慢性糸球体腎炎-検査入院-腎生検
慢性糸球体腎炎の疑いがあるので、検査入院をして腎生検を実施することになりました。
腎生検をする為に検査入院
超音波ガイド下経皮的腎生検
詳しく調べる為に検査入院しましょうと告げられ、1週間後入院することになる。その検査とは超音波ガイド下経皮的腎生検。以降、腎生検とします。腎臓に針を刺して一部の組織を採取して調べる検査です。
麻酔方法
局所麻酔
合併症
〇腎臓の周囲に血腫(血の塊、主治医に血でできた饅頭みたいな感じだと聞きました)ができます。まれに大きな血腫ができて腹痛が生じることがあるんだそうです。
〇3~5%で血尿が出ます。安静にしてると数日以内に回復します。
〇ごくまれにですが血尿や血腫がひどいと輸血をします。
〇まれに感染症を合併することがあるので、予防のために抗生物質を内服
入院生活開始
検査入院1日目、血圧や熱、脈拍等を測定。尿は出た分を毎回トイレに準備した瓶にためていきます。尿量と色を見るためのものです。活動は特に制限がなかったので、散歩して音楽を聴いたり、テレビを見て過ごしました。
いよいよ腎生検
入院2日目、いよいよ腎生検当日です。朝食後セフゾンカプセル100mgを1CPとセルベックス細粒10%を1包飲みました。セフゾンカプセル100mgは、菌を殺して感染症を予防したり、治す作用があります。セルベックス細粒10%は、荒れた胃の粘膜を保護、修復する作用があります。検査前の昼食は絶食だけど、セフゾンとセルベックスは飲まなくてはなりません。腎生検に向かう30分前に、不安や緊張を和らげる薬のセルシン錠2mgを2錠を飲み、止血剤の点滴を始めました。検査前におしっこの管を入れるかどうか聞かれたのですが、めっちゃ痛そうなのでお断りました。午後3時前に検査室に向かい腎生検を行いました。この腎生検、ネットで見回ると痛くないとか書いてましたが私は痛かったです。変な汗をドッとかきました。背中から腎臓の細胞をとる方法で、局所麻酔をしてエコー(超音波)で腎臓の位置を確認しながら、生検針をさし組織採取をしました。麻酔の効きが十分じゃないのにブス~っと刺されたもんだから、ホンマ痛くてたまらなかったです。ようやく腎臓近くに到達。腎臓の組織を採取する際、「バチン!」と音がしました。2回程失敗してたかな。まあ、しゃあないです。一生懸命してくれてるんですから文句は言えません。有難いことです。腎臓は血流量が多い所なので、いくら細い針でさしても出血が多いので、1ヶ所採取するごとに先生が凄い力で押さえ、出血しないように止血してました。計3ヶ所、腎臓の組織採取をしました。
下の動画で腎生検をしています。私のやって貰った方法とは違いますが、腎生検をする前に大体こんな感じなんだろうな的に見ておくと覚悟が出来ていいかもです。私が腎生検をした当時は、あまり情報がなかったので正直不安でしたから。
腎生検後の絶対安静
採る時に生検針で刺した周囲には血腫ができる為、刺したところを砂のうで圧迫して、うつ伏せのまま30分安静にします。その後、砂のうはそのままの状態で仰向けになり、3時間安静にします。3時間後に砂のうは外しましたが、翌朝医師の診察があるまでベッドで安静にします。夕食は普通に食べることができました。腎生検後は動くと出血すると聞いたので動けない。これが地味にキツかったです。この間は食事もトイレもベッドの上でしてくださいと指示がありました。何せベッドから降りたら駄目でした。私は尿瓶にすることは出来そうにないので、大人用のオムツをしてもらいました。付ける前は正直抵抗あったけど、つけてしまえば何てないです。結局、尿も便もなくオムツにお世話になることはなかった。安静にする時間が過ぎて言われたのが、1回目の尿の色を教えてほしいとのこと。尿が赤いと出血してるから大変だと言う。こんなにも尿を出すのに緊張したことはなかった。しばらくして尿意があったので、尿を出して色を確認。尿は赤くなかったので、ホッと胸を撫でおろしました。
入院3日目、血圧、熱、脈拍を測定。畜尿。主治医が生検針を刺した場所を消毒してくれました。診察後は病院内を歩いてくださいと言われたので散歩しました。そうそう、病室を離れる時は看護師さんに声を掛けるのを忘れずに。めっちゃ心配かけちゃいますからね。病院の中庭で音楽を聴いたり、病室に戻ってテレビを見たりして過ごしました。
入院4日目、いよいよ退院です。生検針で刺した所は、もう消毒しません。絆創膏を外してシャワー浴をしてスッキリ。しばらくして妻が迎えに来てくれたので退院しました。主治医から療養上の注意がありました。塩分を控えることと、1週間はあまり運動をしないこと。腰痛と腹痛などかわったことがあったら、すぐに連絡をしてほしいって言うことでした。
次回は腎生検の結果です。
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